■【特別連載第1回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
“子どもたちを守るためにリスクマネジメントを考える”
“ボランティア指導者にはどこまで責任があるのか?”
安全配慮義務違反が認められれば、たとえボランティア・無償であってもその責任を問われる可能性は高いです。事故やケガの責任の有無に有償・無償は直接的に関係ないとされています。■【特別連載第2回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
有償・無償にかかわらず、サッカークラブの指導者として活動を行っている最中に起こした事故やケガの責任は、連帯してそのクラブも負うことが原則的な考えとなっています。民法715条「使用者責任」という条文に定められております。専属のコーチである、ボランティアのコーチであるなどの肩書きは関係なく、あくまでも行為様態でクラブの指導中、クラブの指導者であると判断されれば、この使用者責任は適応されることになります。
“スポーツ指導者の安全配慮義務とは?”
“子どもたちを守ることが良い指導者への第一歩”
指導者にはスポーツ指導中において、子どもたちに事故やケガが起こらないように十分安全に配慮する義務があるからです。これがスポーツ指導者の「安全配慮義務」と呼ばれています。■【特別連載第3回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
“「個人情報の保護」はクラブの義務?”
“ジュニアサッカークラブと個人情報保護法”
「事業者」とは、NPO法人はもちろんのこと、任意団体でも一定の事業として利用する場合は、法律が定める事業者となります。ですから、ジュニアサッカースクールやチームのほとんどは原則この事業者に該当することになるのです。■【特別連載第4回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
“クラブが背負う責務と会員の権利”
“知っておくべき2つの法律”
ボランティア指導者でも事故やケガの責任を負わなければなりませんし、一定の事業性を持って行う少年サッカーチームは個人情報適応事業者になります。そこに有償無償は関係なく、契約が締結されれば債権債務が生じますし、たとえ無償であっても、行ったことの責任は問われます。だからこそ、その責任の所在や範囲を決める必要があるのです。■【特別連載第5回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
“責任の所在はどこに?”
“NPO法人化の是非”
たとえクラブに歴史があり、組織として成熟されているクラブであっても法人格を取得していない以上、「任意団体」と呼ばれるのです。そして任意団体は権利の主体になれないと言われています。
事故・怪我の責任の所在においては、法人ではない任意団体の場合、クラブの代表者が負う可能性があるのです。 スポーツ中の事故や怪我は、時に下半身不随や死亡事故などの取り返しのつかない大事故となる可能性があり、その賠償額は高額となる場合も。つまり、代表者個人にかかる負担が非常に大きいということになるのです。
クラブのNPO法人化を考える場合、検討しなければならないことは、自分たちのクラブの理念や方向性です。今後クラブとして「どうなりたいのか?」「どうしたいのか?」を今一度検討することが必要です。もし、今後さらに発展し、社会的に認められるようなクラブにしていきたいという方向性であれば、NPO法人化は必須となるでしょう。また一方で「自分たちが楽しめればいい」という場合には、法人化は少し窮屈に感じられることでしょう。■【特別連載第6回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
“指導者の役割と現状とは?”
“ボランティア指導者の責任”
サッカーの現場では、いつ事故や怪我が発生するかもしれないリスクが潜んでいます。指導者はいつでも子どもたちに気を配り、事故や怪我が起こらないよう注意しなければなりません。■【特別連載第7回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
ボランティアでお手伝いしていただける指導者は大変ありがたい存在です。ただし、気をつけなければならない問題として、有給、ボランティア(無給)に関係なく、指導中に発生した事故や怪我の責任に関しては、その責任を自らで負わなければならない場合もあるということです。
“時代の変化とクラブに求められるもの”
“送迎バスサービス” →緑ナンバーの問題
■【特別連載第8回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
“契約の重要性と契約自由の原則”
■【特別連載第9回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
“ジュニアサッカークラブと税金”
“サッカーの指導は課税対象になる?”
■【特別連載最終回】指導者・保護者必見!! 最悪の事態を避けるためのリスクマネジメント
“「プレーヤーズファースト」という言葉を知っていますか?”
“理念の重要性”
=================
著者が著書を宣伝するためのポジショントークである部分を差し引いて、必要な情報をとれればと思います。